食感改良素材
感動的な食体験を創造する
イングレディオンは食品用食感改良素材のリーディングプレーヤーです。
食感改良剤は、食品や飲料の食感に影響を与えるだけでなく、消費者の認知に影響を与え、製品の差別化にも貢献します。
イングレディオンは100年以上にわたる食感改良のノウハウ、フードサイエンスへの情熱、そして幅広い原料素材とを組み合わせることで、お客様の製品の処方におけるニーズに対応し、優れた製品を世に送り出すサポートをしています。
クリーンラベルのための処方、品質保持期間の延長、製造効率の向上などによる持続可能性の向上、特定のプロセス耐性付与、または「ちょうどいい」食感づくりなど、イングレディオンは食感とセンソリーとノウハウがお客様をサポートします。また最新の食感の課題解決で、市場投入までの時間も短縮します。
イングレディオンは自身の研究活動により、持続可能な原材料とプロセスを大胆に革新し、提案して参ります。またイングレディオンがグローバルに展開する研究施設Idea Labs™イノベーションセンターでは、お客様の開発案件における口あたり、視覚、ラベル表示などに求められる消費者の要望に対し、最適な解決を発見していただけるよう、お客様をサポートしています。
お客様のビジネスを成功に導く、噛みごたえのある、サクサクした、クリーミーな、あるいは機能的な食感補強のソリューションをお探しでしたら、ぜひイングレディオンにお任せください。
イングレディオンの食感改良素材
イングレディオンのでん粉、穀粉、ファイバー、たんぱく質、機能性食感再構築素材は、様々なタイプの食感を作り、時に増量剤として機能します。米、タピオカ、ポテト、トウモロコシ、豆類などのさまざまな原材料により、加熱糊化や冷水可溶、ラベル表示や食感など、製造から消費までのニーズに合わせた食感づくりが可能です。グルテンフリーのオプションも準備しています。
機能性でん粉(物理処理)
加工でん粉と同等の性能を持ちながら、E番号や添加物としてのラベル表示が不要です。クリーンラベル用食感改良素材は、乳製品、乳製品代替食品、食肉、調理済み食品、スナックなどの食品や、はNon-GMO、ナチュラル、オーガニックの表示が必要な場合など、さまざまな用途に使用できます。
加工でん粉
イングレディオンの加工でん粉は、優れた機能性と汎用性を示します。クリーミーなドレッシング、冷解凍耐性に優れた調理済み食品、溶解性と伸展性に優れたプロセスチーズやヴィーガンチーズ、サクサクのパン、歩留まりとジューシーさに優れた畜肉製品など、加工でん粉で実現可能です。
機能性穀粉
イングレディオンの機能性穀粉は加工耐性、保存安定性に優れ、消費者に受け入れられやすい表示が可能。スープ、冷凍食品のソース、ベーカリーフィリング、non-GMやナチュラルを表示したい食品などに活用できます。
食感改良補助素材
パルピー感や口どけ感を強化したいとき、少量で効果を発揮します。ドレッシング、スープ、ベーカリーフィリング、植物性ミルクなどに、他の食感改良素材と共に使用します。
多機能な食物繊維素材
食物繊維を強化しながら脂肪代替、安定剤、保水力を増強するなどマルチに機能します。飲料、クッキー、マフィン、ケーキ、ドレッシング、ソース、畜肉製品に。
粒状植物タンパク
粒状の植物たんぱく質は肉様の食感、噛み応え、硬さを付与します。製品はnon-GMでグルテンフリー。プラントベースミート、コムギや大豆を含むプラントベースフードにご活用ください。
風味と食感の再構築
砂糖削減のアプリケーションで風味と食感を再構築します。製菓、アイスクリーム、焼き菓子などの分野で機能を発揮します。
増粘多糖類
増粘多糖類は加工食品、飲料において広く活用されている食品素材のひとつ。食感を改善、機能性を付与すると同時に、原材料やコストの削減にも役立ちます。
食感改良素材の製剤
複雑な処方、課題をイングレディオンの食感改良素材のブレンドで解決。最適な組み合わせの製剤を作ります。
アプリケーション
ベーカリー
イングレディオンの食感改良素材は、しっとりしたケーキ/ドーナツ/ブラウニー/マフィン、歯ごたえのあるクッキー/ビスケット、つややかで光沢のあるグレーズ/アイシング/フロスティング、弾力のあるグルテンフリーの焼き菓子などで、威力を発揮します。
バッター、パン粉
軽くカリカリな食感から重くてガリガリな食感まで、イングレディオンの食感改良素材はお客様が欲しい食感を作ります。さらには結着性の向上、コーティング、更にはグルテンフリーまで、様々な付加価値を実現します。
飲料
食感改良素材は植物性飲料、健康飲料や低糖飲料のボディ感づくりに貢献します。
製菓
フィリングのボディーを強化し、無糖/低糖キャンディーの食感を作り、ビーガン・ハラールグミのゼラチン代替としても機能します。
乳製品
チーズの溶解性や伸展性を改善し、冷菓に保存期間中の食感安定性を与え、ヨーグルトにクリーミーさを付与します。イングレディオンの食感改良素材は既存の乳製品の他、植物由来の乳製品代替の双方において、優れた効機能性を発揮します。
畜肉、水産加工品
食感改良素材はパサつきを抑え、ジューシー感を高めるとともに、ナゲットやパテの食感を向上させます。
プラントベースフード
食感改良素材はプラントベース飲料のクリーミーな口どけやボディ感、プラントベースミートの食感を作ります。
ソース、たれ
食感改良素材はスープ、ソース、ドレッシング、ディップ、調理済み食品などの固形成分を削減し、冷凍解凍安定性を向上させ、クリーミーな食感を実現します。
スナック
繊細なクリスピー感のチップスや焼き菓子から、サクサクのクラッカー、噛み応えのあるバー、エクストルーダによるスナックまで、イングレディオンの食感改良素材は汎用性が高く、さまざまな食体験を提供します。
食感改良素材に関するFAQ
テクスチャーとは何ですか?
テクスチャーとは、物体の感触、外観、または物性のことです。食品および飲料の場合、食感は噛み応え、歯ごたえ、クリーミーさ、ボディ感、口当たりの量として表現することができます。重要なのは、テクスチャーが味覚に影響を与え、その組成や機能によって、食品や飲料のフレーバーインパクトを強化、削減、またはマスクすることができる点です。
口当たりとは何ですか?
口当たりとは、口の中で感じる質感のことです。脂肪質、ワックス状、渋み、ギトギト、粒状、パルプ状などが、口当たりの例です。
一般的なテクスチャーの種類にはどのようなものがありますか?
食品のテクスチャーには様々な種類があり、それぞれが望ましい食体験を提供できるように設計されています。食品の食感はクリーミー、カリカリ、もちもち、スムース、リッチ、パルピーなど、さまざまな食感が組み合わさっています。
食品のテクスチャーはどのように分析されるのですか?
テクスチャーを分析する方法は数多くあります。イングレディオンでは、さまざまな原材料や製造工程が食感にどのような影響を与えるかについて研究し、その知識をお客様との共同作業の中で応用しています。世界32カ所にあるIdea Labs™の一部には、「T-REX」と名付けた特殊な装置を含むさまざまなテクスチャー分析機器が設置され、食感、粘性、レオロジーを測定することでさまざまな原材料がアプリケーションに与える影響を検討しています。また特別な訓練を受けたパネラーによる官能試験、さまざまなアプリケーションにおける特定の食感属性に関する知識により、理想的な食感を実現する原材料を選択を可能にしています。
消費者は食品のテクスチャーに何を求めているのでしょうか?
消費者は、自分が期待している食品や飲料にマッチした感覚を求めます(例:カリカリのチップス、クリーミーなスムージーなど)。また、トレンドや刺激、食の好みやニーズを満たす食感も求めています。
でん粉とフラワー(穀粉)はどう違うのですか?
でん粉は、基材である穀粉(トウモロコシ、米など)を加工してタンパク質などを除いた粉末と考えることができます。小麦粉は消費者の認知度が非常に高く、でん粉だけ分離されることはあまりありません。
デリケートな用途に特化したテクスチャー剤はありますか?
低いシェアや低温加工など、さまざまな製造条件に適した幅広い原料のラインナップを取り揃えています。また、淡色や中性の風味を持つアプリケーション向けに特別に設計された素材も取り揃えています。
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*ATLAS, Ingredion Proprietary Consumer Insights, 2021